古来より人間は妖怪に畏怖の念を抱いてきた。その妖怪たちを率いて百鬼夜行を繰り広げる男、人々は彼を妖怪の総大将として「魑魅魍魎の主」滑瓢(ぬらりひょん)と呼んだ。
奴良リクオは幼い頃から、百鬼の頭領である祖父・奴良滑瓢(ぬらりひょん)に憧れ、祖父に従う百鬼たちとも親しくしていた。ある時、自由研究発表会でクラスメイトの清継(きよつぐ)が語る妖怪の話が、リクオの知るものとは違っていた。リクオはつい、自分の祖父が滑瓢であることを口にし、清継に反論してしまう。それがきっかけで、彼はクラスメイトたちから冷たい目を向けられ、距離を置かれるようになった。
そんな中、祖父は三代目頭領の座をリクオに継がせようとしていた。魑魅魍魎の主となるためには、人々に畏れられる「妖怪」にならなければならない。人間として育ってきたリクオは、そのことに戸惑いと迷いを覚える。そしてこの決定は、滑頭鬼になることを夢見る妖怪・元興寺(がんこうじ)の逆鱗に触れることになる……。
ある日、元興寺はリクオに復讐するため、リクオが乗っていなかったスクールバスを襲撃した。仲間を救おうと焦るリクオの内に、四分の一流れる「滑瓢」の血が覚醒する――。
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