

Yojouhan Shinwa Taikei
ある秋の夜、下鴨神社の裏にひっそりと佇むラーメン屋「ラーメン・みそら」で、大学三年生の「私」は、茄子のような頭をした自称・縁結びの神と出会う。この出会いをきっかけに、「私」は過去二年間の大学生活を振り返る。それは、化物のような外見で、ことあるごとに「私」を不幸へと導く唯一無二の友人・小津と共に、学内のカップルをことごとく破局させて過ごした、苦く虚しい日々だった。残りの学生生活を充実させようと決意した「私」は、人付き合いが苦手だが心優しい後輩の明石にアプローチするも、結局行動に移せず、「違う学生生活を送ればよかった」と後悔する。しかしその思いが脳裏をよぎった瞬間、「私」は時空を超えて大学入学の時点へと放り出され、新たな学生生活をやり直す機会を与えられるのであった。 シュールで芸術的、そして常識を揺さぶる『四畳半神話大系』は、友人を作り、恋を見つけ、憧れの薔薇色のキャンパスライフを手に入れようともがく、一人の青年の数奇な冒険を描く。