2020年の名雲京志郎事件により、AOIチームは1年間の出場停止処分を受けた。出場停止期間中、加賀は風見ハヤトとの再戦を待ち続けながら耐え忍んでいた。しかし、2022年の参戦を目前に控え、A98取締役会は「サイバーフォーミュラ」参戦中止の提案を突きつける。チーム代表に復帰した葵今日子の懸命な交渉の末、ようやく合意が成立するも、その条件は「2022年にAOIが世界チャンピオンを奪取できなければ、永久にサイバーフォーミュラから撤退する」という過酷なものだった。しかし、1年間も開発が停止していたAOIのマシン「スーパーアスラーダZ/A-10」は、他チームのマシンに大きく水をあけられており、加賀が必死に戦っても圧倒的な実力差の前に敗北を重ねるばかり。
そんな加賀が深く悩み苦しんでいた時、名雲京志郎が幽霊のように彼の前に現れ、2020年に大暴れしたマシン「アルザード」のプロトタイプ「オーガ」を携えていた。オーガは狂気じみた速さを誇るマシンだったが、同時にドライバーの状態を顧みない危険なマシンでもあった。搭載されたバイオコンピュータが最速の走法をドライバーに強制し、すでに2人のテストドライバーを死に至らしめていた。
風見ハヤトの「νアスラーダAKF-0」と対等に戦う力を得るため、加賀は「オーガ」のドライバーシートに座った。一方、風見ハヤトもまた、加賀が決着を付けに来る覚悟を理解し、簡単には敗れないと誓う。激しいレースが、サーキットの上で次々と繰り広げられていく……
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