中学時代に剣道のチャンピオンだった田辺歩は、高校に入学すると、期待されていた剣道部に入部する道を選ばず、非公認の将棋部に入部した。その唯一の動機は、部長であり唯一の部員でもある八乙女うるしに一目惚れしたことであり、彼女に近づくためなら何でもする覚悟だった。しかし歩は、うるしに将棋の真剣勝負で勝つまでは告白しないと決意する。
当然ながら、この自己課したハードルは歩にとって非常に高い壁となる。うるしは将棋の経験がはるかに豊富で、歩のあらゆる戦略を見透かしてしまうからだ。それでも歩は、無表情な顔でうるしの容姿や技術、さらには微笑みまでもストレートに褒めちぎり、うるしを常に真っ赤に染め上げる。将棋について、そして向かい合う魅力的な相手について学びながら、歩は一局一局、一手一手を重ねるごとに、少しずつ告白への距離を縮めていく!
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