「セイレーン」と呼ばれる、現行技術の限界を遥かに超越した兵器群を有する異形の敵が突如出現した時、分裂状態にあった人類は初めて完全な結束を見せた。四大陣営――ユニオン、ロイヤル、重桜、鉄血――は連合「アズールレーン」を結成し、近代戦術の革新をもたらすとともに、共通の敵に対して初期の勝利を収める。しかし、この脆弱な同盟は相反する理念によって脅かされ、二つに分裂。重桜と鉄血は離脱し「レッドアクシズ」を結成、人類は再び分断されることとなった。
歴戦の強者「灰色の幽霊」エンタープライズは、アズールレーンの戦争終結への希望を背負って戦う。だが、彼女の冷静沈着な仮面の裏には、海を恐れる脆い少女の心が隠されていた。それでも、それが自分に与えられた唯一の存在意義だと信じ、戦いを続ける。一方、連合側の艦船であるジャベリン、ラフィー、ユニコーンの3隻は、レッドアクシズの間諜・アヤナミと出会う。奇妙な縁ではあるが、彼女たちはアヤナミと友達になろうとする。敵同士である以上、その努力は無駄かもしれない。それでも、いつかきっと分かり合える日が来ると信じて、彼女たちは歩みを止めない。
人類の内なる終わらない争いの中で、分断された種族を再び結びつける鍵が存在するかもしれない。それは、自らの謎めいた本性と向き合う一兵士と、異なる理想を抱く者たちの間に芽生える、揺るぎない戦友の絆である。
[Written by MAL Rewrite]
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