

Uchuu Kyoudai
2006年の夏の夜、運命的な瞬間が訪れた。南波六太と弟の日々人は、月に向かって飛ぶUFOらしき物体を目撃する。この印象的で不可思議な現象は、兄弟二人をして宇宙飛行士を志すきっかけとなった。日々人は月を目指し、六太は「兄は一歩先を行かねば」と火星を目標に掲げる。 それから時は流れ、大人になった六太の人生は思い描いていたものとは違っていた。自動車会社に勤務する毎日を送る一方で、弟の日々人は日本人初の月面踏破を目指すまでになっていた。しかし、失業を機に六太に予想外の機会が訪れる。宇宙航空研究開発機構、通称JAXAが、次期宇宙飛行士選抜への応募を受け入れたのだ。自身の可能性に疑念を抱きつつも、六太はこの一生に一度のチャンスを無駄にはできない。こうして、19年前に交わした約束を果たすための、野心的な旅が始まった。 [Written by MAL Rewrite]