二人の美しく、まるでこの世の者とは思えない少女が、夜に湖へ月明かりを賞しに行くが、そのうちの一人が誤って車から落ちて重傷を負う。偶然にも同じバスで退勤していた刑事・木場修は、疲労をこらえながら事件の処理を引き受けるが、重傷を負った少女の親族が、自分が長年密かに想いを寄せていた女優であることを知る。木場は内心の動揺を必死に抑えつつも、難事件に深く巻き込まれていく。重傷を負った少女は、箱のような建物に運ばれた後、衆人環視の中、忽然と姿を消してしまう……
作家・関口がたまに取材で執筆する三流雑誌『月刊実録犯罪』は、相模湖で起きたバラバラ殺人事件を追っており、編集者の鳥口と関口は現場調査に向かうが、道中で迷い、奇妙な箱のような建物に足を踏み入れてしまう……
病床から消えた少女、相模湖バラバラ殺人事件、事件を追う木場と関口、箱のような奇怪な建物――いったい何が彼らを結びつけているのか?魍魎は、本当に人の心の中だけに存在するのだろうか?
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