「ミーム」、日本の科学教育アニメ、原題「ミームいろいろ夢の旅」は、日本アニメーションによって制作され、1983年4月3日に日本TBSテレビで初放送されました。この作品は、仮想のコンピューターワールドから来た電子妖精であるミームを主人公とし、彼女と劇中の他の少年少女たちが歴史の流れや日常生活での様々な経験や冒険を通じて、人類の発明史や未来科学の展望といった大きな話題から、日常生活の常識に至るまで、非常に親しみやすく分かりやすい方法で視聴者に物語を伝えています。当初は半年間の放送のみを予定していましたが、放送が進むにつれて評価が高まり、放送期間は何度も延長され、内容やキャラクターもそれに応じて変更されました。1985年9月29日までに、全127話に加えて実写版2話が放送されました。
「ミーム」は二つのパートに分かれています。第一部「大谷兄妹編」(第1話~第51話)は、歴史上の有名な科学者や発明家、通信技術の発展などをテーマとしており、各回は大谷兄妹の質問とミームの回答から物語が始まります。初期は科学教育の要素が強く、主にミームがナレーターとしてある物語の展開に伴っていました。この編の中盤からはストーリー性が強化され、大谷兄妹はミームと共に仮想世界に入り、自然や宇宙の環境、CAPTIANシステム(Character And Pattern Telephone Access Information Network System)やコンピューターの普及、未来世界の生活などを体験します。
第二部「科学探偵団編」(第52話~第127話)では、ミームと家庭用コンピューターを通じて集まった7人の子供たちが科学探偵団を結成します。前編よりも教訓的な要素が弱まり、物語のコメディ性や日常要素がさらに強化され、時には日常生活で遭遇する疑問から物語が展開します。この編では現実社会も組み込まれており、1984年のオリンピックや1985年に日本で開催された国際博覧会に関する内容も登場します。
「ミーム」という名前の意味:
「ミーム」は原語の「ミーム」から音訳されたものですが、正確な英語表記は実際には「Meme」です。この言葉は英国の動物行動学者リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)がその著書『利己的な遺伝子』(『The Selfish Gene』)で提唱した概念で、その意味は「文化伝達の単位」であり、人類の発展過程において文明や文化がどのように継承されるかを説明するために用いられています(同書の一節によれば、「the computers in which memes live are human brains」)。
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