残酷な戦争を経て、世界の貧富の格差はさらに拡大し、腐敗と退廃に満ちた資本主義国家である日本も例外ではなく、東京は欲望に満ちた極楽都市と化していた。30歳を過ぎた雑賀辰巳は、落ちぶれたフリーカメラマンである。パスポートを奪われ、日本国内の不法滞在者となった彼は、粗暴で金や権力に無頓着、ただひたすらにカメラに没頭し、最も衝撃的な瞬間を捉えようとしていた。より多くのスクープ写真を撮るため、雑賀は六本木クラブという社交場に潜入取材を敢行する。これはごく少数の者だけが入会を許された謎の組織であり、組織内で秘密裏に行われるある儀式は、会員たちに様々な潜在能力を目覚めさせる。潜入した雑賀は「女神」と呼ばれる少女・天王洲神楽と出会い、彼女から特殊能力「写殺」を授かる。この能力により、彼は自分のカメラで撮影した対象の魂を奪うことができるようになるが、そのためにクラブ内ですでに特殊能力を覚醒させた者たちから追われる標的となってしまう…
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