黄土高原、荒涼で広大な大地。高らかな哀愁を帯びた民謡が黄土の丘の上空に響き渡り、無限の思いをかき立てる。丘の上の窰洞の一軒から、少年の泣き声が聞こえてくる。家は貧しく、食べるものにも事欠く。二娃は父親に食べ物をねだって泣き叫ぶ。父親は仕方なく、二人の息子に家の痩せた豚をたっぷりと餌で太らせ、町の豚買い付け場へ連れて行って金に換えるよう命じる。すぐに食堂でごちそうが食べられると考え、二娃は心の中で大喜びする。長い道のりを経て、彼はようやく兄と共に市場にたどり着く。賑やかな市場では、老芸人が先祖代々伝わる秦腔を吟じ、さまざまな軽食の香りが空中に漂い、二娃はよだれを垂らす。兄弟はようやく買い付け場に到着するが、予想外の状況が彼らを待ち受けていた。
本作は、作家・賈平凹が1989年に父親のために書いた追悼文を原作とし、2012年東京国際アニメフェアで大賞を受賞した。
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