ヴァレリアン・ボロフゼック唯一のアニメーション長編作品。オリジナルは80分で、後に数分のコンサート用短縮版も制作された。
これはおそらく、私が今まで観た中で最も滑稽でありながら、同時に最も奇怪な映画の一つだろう。ただただ畏敬の念を抱かされる。強烈なシュルレアリスムに満ちており、どのシーンにも創造力と狂気が漲っていて、観る者を魅了せずにはおかない。
もちろんストーリーもあるにはあるが、果たして説明しようという気になるかどうか…。すべてがあまりにも混乱していた。まあ、カバル夫人という、自分が何か重要な存在だと思い込んでいる(『サンセット大通り』の老女役のような…)おかしな老婦人が登場する。そして蝶々や、カバル氏や、巨大な屋敷や、奇妙な見た目の生き物たち…。細部に至るまで実にユーモラスだ。ある時、カバル氏は夫人の巨大な胸に穴を開けようとするが、それが縮むどころか、夫人全体が巨人へと成長してしまう!そしてカバル氏は彼女の腹部に穴を見つけ、階段や窓などが備わった巨大な建物のような彼女の体内へと入っていく…
すると夫人はその中で、彼に用事をせがみ始める。展開を追うのはかなり奇妙だったが、確かに物語は進んでいた。機会があればぜひ観てほしい!
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