明治十年、剣心、弥彦、薫、左之助一行は汽車で横浜へと向かった。到着早々、若い女性に絡む外国人兵士とのいざこざに巻き込まれた彼らは、そこで正義感の強い武士・時雨滝魁と出会い、すぐに親しい仲となる。
時は未だ政情不安定な時代。明治政府に反抗する志士たちが、政府機関や外国公使館への襲撃を繰り返していた。時雨は、いわゆる「新維新」運動の指導者であった。明治以前、彼は佐幕派・彰義隊のリーダーの一人であり、親友「鬼斬り」高槻厳達は抜刀斎・剣心の刀にかかって命を落としていた。そして彼らが助けた少女・朱鷺こそ、厳達の娘であった。
運命は、因縁ある者たちをこのような形で再会させた。すべてを知った剣心は、友である時雨の政府襲撃計画を、いかなる手段を用いても阻止することを決意する。一方、野心家・田母野は、反乱分子鎮圧の好機につけ込み、暗躍を始めていた……
コメント
コメントするにはログインしてください