19世紀末、日本のとある田舎町に住む発明家、空乃天晴は、人一倍人付き合いが苦手な青年だった。幼い頃から、遠く離れた人々をつなぐ蒸気船の創造に魅せられ、様々な科学書からあらゆる種類の機械を作る術を学んできた。彼の目標は海を渡り、空の彼方を越え、ついには月の裏側まで航行すること。
ところが、様々な出来事が重なり、天晴は自作の小型蒸気船で海の真ん中に漂流してしまう。彼と共に浮かんでいたのは、彼の奇行を見張る任務を負っていた、有能だが臆病な侍・一色小雨。絶望的な状況の中、彼らは大型蒸気船に救助され、ロサンゼルスへと運ばれる。所持金も計画もない二人は、賞金を目当てに「横断アメリカ大陸ワイルドレース」への参加を決意。天晴には自作の自動車を造る機会が、小雨には賞金で帰国するチャンスが訪れる。しかし、ライバルレーサーたちや未開の荒野に潜む未知の挑戦を前に、果たしてこの冒険は二人をどこへ導くのか?
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