笑美の義兄にして、本作のメインヴィランである世界的テロリスト「プロフェッサー」。16歳の時にハーバード大学の学位を取得したほどに頭脳明晰な人物であったが、人並外れた天才ゆえか笑美や両親にさえ心を開くことはなく、18歳になった夜にパソコンに「Goodbye my ……」と打ち込んだ後、突然消息を絶つ。その後はヨーロッパの外人部隊(第2パラシュート連隊)所属のエリート兵となり、湾岸戦争の最前線に回されていた。この時、偵察任務中に仲間の隊員と共に敵地で孤立し、その挙げ句味方であるはずの多国籍軍から砲弾の攻撃を受けてしまうが、その状況からも生き延びて、砲撃による攻撃命令を出した上官を殺害後に行方を眩ます。この一件の後に「プロフェッサー」として、10数件の暗殺の他、ヨーロッパ経済界の大物の誘拐、スイス国際銀行の現金輸送車の強奪など、数多くの犯罪に手を染める。また、劇中での本人の発言や上記の経歴から、主にヨーロッパの裏社会を拠点に暗躍していたことが示唆されているほか、自身の過去を消すことに躍起になっており、劇中では自分に関係するものを徹底的に消し去る。
「プロフェッサー」としての彼は、目的のために手段は選ばず、仲間はおろか無関係な市民の殺害に一切の躊躇を見せない上、血の繋がりはないとはいえ妹である笑美を殺すことさえも躊躇わない冷酷非情な人物である。明晰な頭脳に加えて重火器の扱いや接近戦にも長けており、接近戦に関しては龍岡を一瞬でねじ伏せられるほど。また、銃の腕前も標的を正確に狙撃し、終盤では獠とも互角に張り合うほどの実力を持つ。獠の事は「伝説の勇者にして裏社会No.1」と評し、終盤に対峙した際は「(戦いの中でしか生きていることを実感できない点で)自分と同類」と呼ぶなどのある種のシンパシーを感じているとも取れる描写がある。
笑美が獠に自分を捜す依頼を行った事を知ったと同時に、東京全土を標的に「死のゲーム」を始め、命のやり取りを楽しむかのようにテロを実行した。数々のミッションを獠に課し、山手線での決戦まで優勢を保ってきたが、最後の一騎討ちで獠に胸を撃ち貫かれて致命傷を負う。絶命の寸前に「命の尊さ」を感じ、獠に撃たれた際に落とした薔薇の花を拾う笑美に「もう(この薔薇は)必要ない…。俺にとって宝物はお前の笑顔だった…。もう一度、笑顔を見せてくれ…」と告げるとともに、獠には感謝を告げ、笑顔を浮かべ静かに息を引き取った。愛銃はグロック17で獠や山内、海坊主らへの狙撃シーンではH&K PSG1を使用していた。
山寺はアニメ版におけるモブ役のレギュラー声優で、作中では獠に倒される役を何度も演じており、本作の武藤もその一人であるが、武藤は獠が倒した人物の中でも、射撃や格闘などの戦闘スキルや頭脳面において特に手強い人物に位置している。