ガイナム共和国の次期大統領候補。25年前にガイナム共和国へ派遣されてきた日本人ボランティアの新庄瑠璃子と結婚し、娘・新庄安奈を授かった。来日直後の夜、かつての反政府グループ時代の同志だったゴンザレスから「安奈を襲う」という主旨の脅迫を受け、この一件をきっかけとして獠に安奈のボディーガードを依頼。安奈同様、彼もまた獠に自分と同じ匂いを感じ取る。
かつて政府軍に追われて山中を逃げ回っていた際に偶然洞窟でダイヤモンド鉱脈を発見し、その利用をめぐってゴンザレスや彼と同じく同志だったピートと対立。政府軍に気付かれることへの懸念や、ダイヤモンドを国民のために使いたい思いから鉱脈の場所を教えなかったことで、瑠璃子がゴンザレスに射殺されるという悲劇へつながる。その後、安奈を日本へ送り出した後は隠れ家に潜伏していたところを政府軍に逮捕され、16年間を獄中で過ごした。釈放後は民主化運動の中心的人物となり、大統領選挙に立候補する。懐にはボロボロの小さな人形を忍ばせているが、これはかつて瑠璃子が安奈のために作ってあげるも、安奈がまだ幼かった頃に紛失したものである。釈放後に探し出して以来、この人形を家族の思い出かつ生きる糧として常に持ち歩いている。
物語の終盤、秘書のローザがゴンザレスの一味に拉致された際には、彼女がゴンザレスのスパイであることを知ってもまだ愛国者であることを信じて救出に向かうが、ゴンザレスの襲撃により致命傷を負ったローザの最期を安奈と共に看取ることとなってしまい、肩を落とす。
事件解決後はガイナムへ帰国して大統領選挙で圧倒的な勝利を収め、大統領就任式で民主化の決意を改めて強調した。また、大統領就任と同時にダイヤモンド鉱脈が発見されたことを発表し、これといった産業のないガイナムの重要な資源となると宣言した。