

四つもの目覚ましを全て寝過ごし、元気な百井なるみは新しい職場での初出勤に遅刻しそうになっていた。電車に乗り遅れまいと走りながら、彼女は心に誓う。同僚には絶対に知られてはいけない、自分がオタクで腐女子であるというダークシークレットを。しかし、その計画は中学時代の旧友・二藤宏嵩にばったり出会った瞬間から早くも狂い始める。なるみは秘密を守るため、仕事後に宏嵩を飲みに誘うが、彼が「夏コミは行くの?」と何気なく尋ねたことで正体が発覚。幸い、目撃したのは小柳花子と樺倉太郎という、同じくオタクの二人だけだった。 その夜、久しぶりに再会した二人は飲みに行き、近況を語り合う。なるみが「腐女子だからって理由で別れを告げられた」と元カレの愚痴をこぼすと、宏嵩は「同じオタクと付き合ってみたら?」と提案する。具体的には、自分と付き合ってはどうか、と。彼は厳かに誓う。いつでも君の味方でいよう、支えになろう、モンハンのレアドロップも一緒に狩ろう、と。その申し出に圧倒されたなるみは即座に承諾。こうして二人のオタク同士の交際が始まり、可愛らしくもぎこちないラブストーリーが幕を開けた。
対戦相手を待っています...