

パトリオ内戦の勃発とともに、半獣半人の兵士たちが誕生した――圧倒的な戦力を誇る南部軍に対抗するため、劣勢に立たされた北部軍が窮余の策として生み出した存在である。戦場を瞬く間に制圧し、いとも容易く勝利を収めるその姿は神の如く、「神憑り」の名で呼ばれるようになった。しかし、戦いが長期化するにつれ、神憑りたちは自らの内に棲む「獣」に関わる問題に直面し、通常の手段では解決不能な事態に陥る。 戦争が終結した後、神憑りたちが戦場での不幸に屈服したという不可解な記録や証言が表面化する。戦争中の惨劇を熟知する特別軍曹、元神憑り部隊隊長のハンク・ヘンリエットは、「獣狩り」となる――戦場で直面した問題に屈した神憑りたちの命を絶つ者たちだ。 元神憑り兵士であった父が、そんな獣狩りの手にかかって命を落とすのを目撃したナンシー・シャール・バンクロフトは、父の仇である男を狩ることを決意する。しかし、獣狩りとの衝撃的な邂逅は、ナンシーに父の死の真相と、神憑りたちが社会に抱える問題の根源を探る道を選ばせることになる。
対戦相手を待っています...