ハリウッド映画は飽きることなく繰り返し大災害を描いてきた。災害映画というジャンルは、それぞれの歴史的時代の集合的無意識を暗示している。ポストモダンが希求する、後期資本主義消費社会における単調な日常を一瞬だけ中断させるスペクタクルな破壊の瞬間への憧憬という視点は、ポストモダン・ポップカルチャーの矛盾を露わにする。災害映画は、現状を覆したいという願望と、同時にそれが即座に回復されることを望む相反する欲望の、まさに症候的な表現なのである。
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