

魔術師は生まれながらに、その魔術の才能を示す四つの「紋章」のいずれかを授かる。創造特化の紋章を有し、最強賢者として名を馳せた男・ガイウスは、その圧倒的な力に満足せず、近接戦闘に適した紋章を渇望していた。紋章が変えられぬものと知りつつ、彼は運命を変えるため、遥か未来へ転生することを決意する。 数千年後、ガイウスはマティアス・ヒルデスハイマーとして転生し、念願の紋章を手に入れる。しかし、この時代では魔術が著しく衰退し、かつて当たり前だった技術は伝説の断片でしかないことに驚く。さらに、彼が苦労の末に得た紋章は、今や「失格紋」と呼ばれ、最弱と見なされていた。 それでもマティアスは、当然のようにあらゆる期待を凌駕する。王都第二学院に入学した彼は、あらゆる試練を難なく突破していく。だが間もなく、マティアスは人類が魔術において凡庸に堕ちた暗黒の真実――魔族の存在を知り、自らが数千年にわたって不在であったことの代償を、今一度清算せんと動き出す。
対戦相手を待っています...