

一日に19社もの面接に失敗し、実家を出る夢は完全に絶たれた湯川樹里。働く母・信子、ニートの弟・翼、リストラされた父・貴文、シングルマザーの姉・早苗と暮らす中、この家族がまともな大人を育てられる唯一の希望は、幼い甥のマコトだけだった。しかし、マコトと翼が謎の組織に拉致され、身代金を要求されたことで、彼らの苦しい生活はさらに悪化する。犯人が要求する500万円を30分以内に用意しなければならない中、樹里の祖父は彼女と貴文に危険な力を持つ秘密を明かす。 祖父の神秘的な石に血を捧げることで、三人は「止刻」の世界へ入る。そこは、使用者以外の時間が止まった世界だった。目的地に到着した彼らだったが、救出作戦は思わぬ形で狂い始める。止刻の中をなぜか動き回れる人々の集団に襲撃されたのだ。全ての希望が失われたかに見えたその時、混沌の中に「先触れ」と呼ばれる巨大な怪物が現れる。その意図や動機は、この時止められた世界そのものと同じく、不可解なものだった。
対戦相手を待っています...