荘厳な「アヴェ・マリア」の旋律に包まれながら、日本防衛省特殊部隊の精鋭・烏間惟臣は、毅然とした足取りで神秘的な牢房の最深部へと進んでいく。そこには、世界中の要人たちが恐れおののく人物が収監されていた――つい最近、月の七割を蒸発させた殺せんせーである。もちろんこの時、殺せんせーはまだ椚ヶ丘中学校に赴任しておらず、硬化ガラスと隕石でできた牢房の中で悠然と座っていた。これまで国連が総力を挙げても誅殺できなかった彼は、マッハ20を超える超高速、大気圏外での活動能力、そして各国言語に精通する鋭い頭脳を備えており、まさに世人を手玉に取る神のような存在だった。これは烏間と殺せんせーが出会った最初の物語であり、地球の運命はここから決まっていく……
対戦相手を待っています...