21世紀初頭、人口の増加が続き、職と住居の需要が人々の最優先課題となった。 既存の土地では社会の発展に追いつかず、日本政府は東京湾沖の海域で大規模な埋め立て事業を実施。総面積45万平方メートルを埋め立て、木更津第一人工島と川崎第二人工島を接続し、全長15キロの大型防波堤の建設に着手した。これにより首都圏を一周する大環状道路の全面開通が実現するとともに、十数か所の水門を潮位差を利用した排水に活用できるようになり、最も重要なのは今後10年間で東京に4万5千ヘクタールの用地を確保できることだった。 「永遠の都バビロン」をモデルに建設された国際大都市・東京。この「バビロンプロジェクト」は今世紀最大の海上工事計画と言える。作業効率を高め、より巨大な建築物を建設し、この膨大なプロジェクトに対応するため、工業用に特化した大型ロボット「レイバー」が開発された。 レイバーが普及すると、建築効率が向上し住宅問題が解決されただけでなく、多くの雇用機会も生まれた。しかし同時に、新たな問題も発生した。レイバー関連犯罪の多発である。単なる飲酒運転もあれば、運転者の一時の感情によるもの、あるいは犯罪者がレイバーを改造して犯罪に利用するケースもあった。これらすべてが周囲の環境を破壊し、社会秩序を混乱させた。 社会は新時代に入り、人間は操作可能なロボットを製造し、危険で過酷な作業の代行をさせていた。これらのロボットは主に建設分野で活用されていた。しかし、ロボットの強大な力ゆえに、犯罪者も手を出し始めた。そこで国家機関の一つである警察部隊も、当然ながらロボット関連事件に対応するための組織を設けることになる。 この極めて特殊な時代の不安定な状況下、日本警視庁警備部は新たな部門――特車二課(Special Vehicles Section 2)を設立し、レイバー関連犯罪の専門対策にあたらせることを決定した。そして、警察専用のパトロール・レイバー(巡邏警用ロボット)は「パトレイバー」と呼ばれることになった!
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