『科学忍者隊ガッチャマン』の原作は吉田龍夫(漫画家出身で、後にアニメ制作に転身し「タツノコプロ」を設立、故人)によるもので、企画は鳥海尽三と陶山智が担当した。鳥海によれば、当初は吉田龍夫の過去の漫画作品である『忍者部隊月光』や『世界少年隊』といった作品の特徴を特に意識していたわけではなかったが、結果的には「少年少女がチームを組んで敵と戦う」という構造を引き継ぐ形となった。一方で、吉田龍夫と九里一平の兄弟がデザインした斬新なスタイルの服装とキャラクター、SF作家の小隅黎(柴野拓美)によるSF考証、中村光毅がデザインしたメカ、そして本作で初めて監督を務めた鳥海永行による未来的でリアリスティックなメカ描写は、その後のSFヒーローアニメの方向性に大きな影響を与えた。本作は当初、巨大メカとの戦いを描く低年齢層向けアクション作品としてスタートしたが、公害、科学、戦争といった現実の深刻なテーマや、家族愛、キャラクターの過去にまつわるドラマなど、子供向けとは言い難い要素が高く評価され、予定されていた1年の放送期間が延長されることとなった。そして今や、タツノコプロを代表するSFヒーローアニメの古典的名作として確固たる地位を築いている。
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