心優しい氷室くんには悩みがある。深く集中したり、ストレスを感じたり、動揺したりすると、自分自身と周囲にいる人々を巻き込む猛吹雪を無意識に発生させてしまうのだ。そんな彼が転職初日、神経性の氷に閉じ込められてしまった際、助けの手を差し伸べてくれたのが、美しい冬月さんだった。彼女は、実は氷室くんの新しい同僚なのである。 職場では、冷静沈着な冬月さんが、氷室くんの「氷」にまつわるジレンマに、シンプルで合理的な解決策を提案してくれる。植物を凍らせずにガーデニングを手伝ったり、熱帯地方での社内合宿中に溶けてしまわないようにしたり。冬月さんが親切にしてくれるたび、氷室くんの内に渦巻く感情の嵐は、恥ずかしいほど外面に現れてしまう。 頻発する吹雪のせいで、氷室くんの冬月さんへの想いは隠しようもない。恋愛には不慣れな冬月さんではあるが、氷室くんは何とかして彼女の親切に報い、彼女の心を温めたいと決意する。 [Written by MAL Rewrite]
対戦相手を待っています...