古来より、生きとし生けるものは生まれながらに二つのエネルギー――幸福のエネルギーと不幸のエネルギーを携えている。しかし日本の仏女津市では、この二つのエネルギーバランスが破壊されていた。神界で幸と不幸の均衡を司る貧乏神会は、貧乏神・紅葉を人間界に派遣し、運気秩序を乱す元凶・桜市子の調査に向かわせる。16歳の高校生・桜市子は、美しさ、知性、財力、運動神経のすべてを兼ね備えた生まれながらの幸運児で、生まれてこのかた努力や失敗を知らない。紅葉が幸福と不幸のエネルギー値を測る眼鏡で見ると、桜市子はただ常人より幸福エネルギーが高いだけでなく、他人の幸福エネルギーを絶えず吸収し続けていることがわかった。紅葉は、桜市子がこのまま他人の幸福エネルギーを吸収し続ければ、周囲の人々を不幸に陥れると断言する。そこで紅葉は、桜市子が幸福エネルギーを吸収する能力を廃し、彼女が持つ法外な幸福エネルギーをあるべき場所へ返還すると宣言する……
対戦相手を待っています...