不毛の荒野に、遠近に一片の活気もない。無数の黒白の縞模様のタイツを着た男たちが、重い足枷と鉛の玉を引きずり、目的もなく荒野を歩き回っている。仲間に一本の煙草を差し出そうとした男が、全身の力を振り絞って腕を上げるが、結局は失敗し、鉛の玉に足を打たれてしまう。傷ついた囚人は座り込んで休むが、突然、頭上からの光に引き寄せられる。その光を追って、男はある不可思議な建造物によじ登る。おそらくは人間本来の好奇心に駆られて、男は見えない頂を目指して登り続ける。太陽の光は焼けつくようにまぶしく、それでも彼は決して諦めない。途中まで登ったとき、二つの鉛の玉は重さを失い、風船のように浮かび上がり、彼の体の縞模様も彼から離れようとするかのように漂い始める。 重力が変わり、男はまるで別世界に来たかのようだった……
対戦相手を待っています...