貴族の令嬢、伊良つめが経文を写した後、恍惚状態に陥り、女人禁制の奥寺へと歩み入ったとき、処刑された大津皇子の亡霊が呼び覚まされる。皇子の亡霊は伊良つめを、彼の処刑を見に来た一人の若い女性――自分の祖先の一人――と見誤る。その若い女性の美しい顔こそ、皇子が死の直前に見た最後のものだった。そして、彼女の顔が皇子の眠りを侵す限り、その亡霊は安らかに眠ることはできない。
対戦相手を待っています...