中国十大古典白話名著『鏡花縁』は、英・仏・独・日など多国語に翻訳されている。ソ連の学者フィッシュマンはこれを「幻想小説、歴史小説、風刺小説、紀行小説を融合した巨編」と称した。原作者は異国の奇談を借りて世俗を風刺し、世への憤りや悪への憎悪を表すとともに、理想社会への憧れを託している。 本作アニメはこの『鏡花縁』を原作とし、アニメーションならではの豊かな表現手法を駆使して物語を展開する。唐代の秀才・唐才は才能を認められず、官職を解かれて故郷に戻った後、出世への意欲を失い、義弟と共に船で海外へ旅立つ。二人は数十もの国々を巡り、奇怪で色彩豊かな風俗や習慣を目の当たりにする。例えば、冷酷で情け容赦ない「無腸国」、無情で金銭に貪欲な「翼民国」、八方美人で風見鶏の「深目国」、付和雷同で驚きやすい「大耳国」、そして男性が長いスカートを逆に着て女性として家事を担い、女性が靴や帽子を逆に着て男性として外の仕事を担う「女児国」など。主人公の一人・林之洋は女児国の宮廷に妃として選ばれ、あらゆる苦難を味わうことになる。本作は独特で鮮やか、かつユーモアに満ちた軽妙で奇抜な作風を持つため、題名を『哈哈鏡花縁』と改めた。
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