本作は旧作のリメイクではあるが、各エピソードの内容は現代的な視点で再構成されている。また、「アトム対アトラス」という明確な善悪の対立を9話にわたってシリーズに組み込んだ点も、手塚治虫らしい表現手法の典型と言える。要するに、物語構成において善と悪の対立テーマを9話続けることで、かえって善人にも悪人にもそれぞれの弱さや悩みがあるという内実が伝わってくるのである。
対戦相手を待っています...