11歳の少女パルヴァーナは、タリバン支配下のアフガニスタン・カブールで、家族と共に一軒のアパートの一室に暮らしていた。ある日、知識人という理由で父親が突然逮捕され、母親は三人の子供を女手一つで養わなければならなくなる。男性の同伴なしで外出を禁じられている母親は、地元の刑務所まで夫の釈放を求めに行くが、暴行を受け追い返されてしまう。 食糧難に陥った家族を救うため、パルヴァーナは髪を切り、少年に変装して外の世界に飛び出す決意をする。同じ理由で少年の姿をしている少女シャウジアと出会ったパルヴァーナは、彼女からカブールの街頭で金を稼ぐ方法を教わり、すぐに才能を発揮する。 新たな友人と自由を得たパルヴァーナは自信をつけ、家族を養う責任を果たすようになる。また、父の帰りを待つ間、家族の士気を高めるために、少年スレイマンが大地を荒らす巨大な象を倒すため、遠くまで旅をして三つの試練を乗り越えるという幻想的な物語を紡ぎだす。 女の子だと気付かれる危機を辛うじて逃れた後、母親は姉のソラヤの結婚が決まり、家族でマザールに引っ越すことを明かす。パルヴァーナは母親に一日だけ出発を遅らせるよう懇願し、父との再会を試みる。戦火がカブールに迫る中、パルヴァーナは残された決意を胸に刑務所へ向かい、情け深いタリバン警備員の助けを借りて、父の解放に向けて動き出す。
対戦相手を待っています...