

高倉家にとって、運命は絶えず回る歯車。喜びと悲しみを等しく湛えながら、次なる願い主へと情熱の針を進めていく。両親を失い、双子の兄弟・冠葉と晶馬は、病弱でこれ以上ないほど衰弱した最愛の妹・陽毬と三人で暮らしていた。 陽毬が一時的な外出を許可された日、兄弟は祝いに水族館へ連れ出すが、彼女が突然倒れたことで、家族に課せられた運命が動き出す。しかし、水族館の土産店で買ったペンギンの帽子によって、陽毬が不可解にも息を吹き返したとき、運命の針は確かに前へと進み続けた。 奇跡的な回復には代償が伴った。彼女の体内には新たな存在が宿り、その存在が陽毬の運命を食い止める条件として兄弟に課したのは、謎の「ペンギンドラム」を求める果てしない探求だった。探索の中で、兄弟は自らの衝撃的な過去から、ペンギンドラムを求めて争う他の願い主たちの人生へと続く運命の糸を辿らなければならない。誰もが、自ら選んだ運命へと辿り着くことを願いながら。
対戦相手を待っています...