広がる雪原、胡僧がロバに乗って小さな居酒屋の前を通りかかった。店の小二が出した粗悪な酒を胡僧がひょうたんに注ぐと、たちまち芳醇な香りを放つ美酒に変わった。胡僧がそれを楽しそうに飲み干すと、ひょうたんに残った酒を井戸にさっと流し込んだ。すると、井戸からはたちまち酒の香りが満ち溢れた。胡僧が去った後、小二は井戸の中の美酒を客に振る舞い、それ以来、店の商売は繁盛し、かつての粗末な小屋は立派な白壁瓦屋根の建物へと変わった。一年後の冬、胡僧が再び居酒屋に訪れると、小二は胡僧の宝物であるひょうたんを奪おうと悪だくみを企てたが、胡僧に見破られ、罰を受けた。広がる雪原、胡僧を乗せた黒いロバがゆっくりと雪原の奥へと歩んでいく。
対戦相手を待っています...