「千年狐 ヨウビ」 遥か昔、九尾の狐は「古迷狐」と呼ばれ、最も人里離れた深山に棲んでいた。彼らは変身能力を持ち、他の動物や人間に化けることができた。中には人間の魂を奪い、真の人間となった者もいた。人々は彼らを恐れるようになり、狩り始めた。狐たちは遠い深山へ戻り、それきり姿を消した。ある日、一艘の宇宙船が地球に墜落し、山中で捨てられていた一匹の子古迷狐と出会う。これが、物語の始まりである。 宇宙から来たユウユウたちは宇宙船の故障で地球に不時着し、出会った五尾の狐――ヨウビと共に暮らし始めた。百年後、ユウユウたちはついに宇宙船を修理し終えたが、ピーピー幽の失敗で全てが台無しに。仲間からの責めに耐えかねたピーピー幽は家出し、人間に捕まってしまう。ヨウビは人間に化け、山麓の不適応児童秋キャンプに潜入してピーピーを救出しようとする。 不適応児童秋キャンプは、学校に適応できない子供たちのための特別なキャンプで、そこに集う子供たちはそれぞれ多かれ少なかれ問題を抱えていた。千年狐のヨウビは百歳、人間で言えば十歳の子供に相当する。活発で無邪気なヨウビは、キャンプの子供たちと共に生活し、キャンプに新たな彩りをもたらした。キャンプでヨウビは少年・黄坤誼と知り合い、人間の生活に憧れを抱き始める。千年狐が人間になるためには、人間の青い魂を手に入れなければならない。そして、人間が誰かを愛した時のみ、その魂は青く輝くのだった。 その後、ヨウビは道士に追われる身となり、自称「影の探偵」の謎の人物に助けられる。影の探偵は全てを知っているようで、ヨウビに「役に立つだろう」と箱を手渡した。やがてキャンプの子供たちが巻き込まれ、黄坤誼は警察を連れてヨウビの山の住処へ向かう……坤誼は自分が過ちを犯したと感じ、夜にヨウビを訪ねると、道士が追って来たところだった。少年は輪廻の湖に落ち、魂は鳥の姿で湖水を抜け、魂の安息地・カナダワへと飛んでいく。魂はそこで転生する時を待つ。ヨウビは坤誼を救うため、自らも湖へ飛び込んだ……
対戦相手を待っています...