原作は日本の民間伝説『京鹿子娘道成寺』である。2006年のフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭において、本作は「アニメーションの世紀・100作品」の第45位に選ばれた。 若く美しい僧侶(安珍)は師匠と共に熊野聖山へ参詣する途中、宿泊した旅籠で恋心を抱く少女(清姫)と出会う。少女は心を寄せ、幾度も想いを伝えるが、彼は女性を戒める教えを守り、心には仏のみがあると告げる。逃れるため、僧侶は「いずれ再び会いに来る」と約束するが、その言葉は果たされない。恋焦がれる少女は待ちわび、狂おしいほどに彼の行方を探し求め、家から真砂へ、真砂から日高川へと追い続ける。しかし僧侶はひたすら彼女を避けて逃れようとする。やがて少女の愛は憎しみへと変わり、彼女は火龍と化して道成寺まで僧侶を追い詰め、悲劇が起こる。
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