『アキメッド王子の冒険』は『千夜一夜物語』を原作としている。物語はこうだ:邪悪な魔法使いがハリファに魔法の飛馬を献上し、ハリファの娘ディナザードとの結婚を求めようとする。アキメッド王子はこの取引を嫌悪し、父王を説得して魔法使いを拒絶する。魔法使いは王子に復讐するため、呪文を唱えて王子を騙し飛馬に乗せ、飛馬は空へと舞い上がり、長い冒険の旅が始まる。旅の途中、王子は次々と災難を乗り越え、魔法をかけられたワクワク島にたどり着き、島の王女パリ・バヌーに恋をする。幾多の曲折を経て、王子はついに王女の心を勝ち取り、彼女を連れて父王の宮殿へと帰還する。 この東洋文化の魅力に満ちたドイツの古典アニメーションは、世界のアニメ史と映画史において非常に重要な地位を占めている。世界初の長編アニメーション作品であり、監督のロッテ・ライニガーは手作業でハサミを使いキャラクターを切り抜き、糸で関節部分を連結して身体の各パーツを作り上げた。撮影時にはキャラクターをガラスの台の上に置き、下から光を当て、カメラは上から撮影した。各フレームの露光の間にキャラクターの位置をわずかに変化させることで、一連の滑らかな動きを繋げている。本作は35ミリフィルムで撮影され、上映時間は65分に及ぶ。この先駆的な古典的作品は、映画芸術に新たなジャンルを加えた。本作はトーキー誕生前夜の典型的なサイレント映画であり、各段落の間にドイツ語の字幕を挿入してストーリーを説明している。
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