選ばれし者「レギュラー」を呼び寄せる塔がある。富、名声、権力、あるいはそれら全てを超越する何か――頂上に辿り着く者には、あらゆる願いが約束される。
二十五夜(バム)は、暗い洞窟と汚れた布、届かない光だけを知って育った少年だった。そんな彼の世界を変えたのは、光の中から現れた少女・レイチェルとの出会いである。彼女から外の世界について様々なことを教わり、親しい友となったバム。しかし、レイチェルが塔を登るために自分を置いていくと告げた時、彼の世界は崩れ去る。どんな手段を使っても彼女を追うと決意し、塔を見据えたその時、奇跡は起こった。
こうして、塔に選ばれず自らその門を開いた少年バムの旅が始まる。彼らは「イレギュラー」――塔に足を踏み入れるたび、その基盤を揺るがす存在と呼ばれている。
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