ナトラ国王が病に倒れ、王国の唯一の希望は息子のウェイン・サレマ・アーバレスト王子に託された。有能で賢明と評される彼は、摂政王子となる完璧な候補であった。しかし、もし王子がこの件について意見を述べるならば、むしろナトラ王国を最高額の入札者に売却したいと言うだろう!
玉座の権威を振るう彼を止められる者はいない。ウェインは国を競売にかけ、その利益で安逸な隠居生活を送るつもりだ。必要なのは、小さな王国の価値を高めて利益を最大化することだけ。だが、ウェインの壮大な計画が成功するかは未知数である。というのも、彼の機知は往々にして自身の予想さえも上回り、それがうっかり者のナトラ国民たちの利益となっているのだから。
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