大学卒業後、東京のコンビニで惰性の日々を送る魚住陸生。将来への希望も見いだせず、灰色の毎日に埋もれていた。そんな彼の前に、奇妙で活発な野中晴が現れ、頻繁にコンビニに通っては陸生に近づいてくる。やがて陸生は、大学時代の友人で片思いの相手だった森の目榀子が街に戻ってきたことを知り、関係を深めようと動き始める。しかし陸生が知らなかったのは、榀子が過去の痛みを抱え、彼の想いを受け入れることを阻んでいたことだった。一方、陸生に心を開き続ける晴を通じて、彼女もまた陸生と同じように一人暮らしをしながら、不安定な未来へと踏み出そうとしていることを知る。
過去は長く心に居座り、未来はまだ手の届かないもの。交差する道の岐路に立たされた三人は、昨日の想いを手放し、明日がもたらす変化を受け入れることの意味を、それぞれに体験していく。
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