新たに誕生した魔導国の首都イ・ランテルは、物資不足の危機に直面していた。かつて交易で繁栄したこの都市は、今や王アインズ・ウール・ゴウンへの畏敬――いや、恐怖――によって窮地に陥っていた。状況を打開するため、アインズはアルベドを外交特使としてこの街へ派遣する。
一方、スレイン教国の神官たちは、先の襲撃でリ・エスティーゼ王国軍に大打撃を与えたアインズへの報復を画策していた。彼らはバハルス帝国に魔導国を引き継がせる計画を立てる。しかし、皇帝ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル・ニクスが闘技場で教国使節との密会を設定した時、彼らの前に現れたのは、なんとアインズ本人であった。
密会はすでに露見しており、皇帝と使節たちは、アインズが帝国最強の戦士――“武王”に決闘を申し込んだことを知る。アインズの測り知れない動機を前に、ジルクニフはただ、人間の未来の行く末が自らの眼前で大きく変わっていくのを見つめるしかなかった。
[Written by MAL Rewrite]
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