

Mushishi Zoku Shou: Odoro no Michi
自然の理から隔たり、知る者も畏れる者もいる、不可解で未知なる存在──「蟲」。それは、様々な怪異の根底に潜む。 かつて、全ての命を滅ぼさんとする強大な力を持つ蟲が現れた。その悪しき力を封じた者たちから生まれたのが、蟲師・皆野一族である。彼らは、蟲を封じた蔵臼家に仕える家臣としての務めに縛られていた。蟲師・ギンコは、蔵臼家の当主・淡幽から依頼を受ける。それは、皆野一族の頭領・皆野熊戸が調査する、廃村で枯れ木や家屋までもが生気あふれる植物へと蘇る現象への立会いだった。 蟲師の中でも異様に非情な皆野一族。しかし、それ以上に奇妙なのは、一族に広く見られる、美や情趣を解さない鈍い性質だった。淡幽は、この傾向に何か理由があると睨む。ギンコは彼女の疑念を解くため、熊戸と共に「棘の道」へと分け入る。そこは、蟲が異界より現世へと流れ込む場所。稀種かつ危険な蟲が潜み、そして皆野一族が古の務めに抱く覚悟の真実が、その深部に横たわっていた。 [Written by MAL Rewrite]