

Major S3
海堂高校野球部の仲間たちとの別れを経て、郷里に戻った吾郎は、野球を続ける意欲に燃えていた。しかし、新しい高校への入学は彼が当初考えていた以上に困難を極める。江頭哲文による執拗な悪評のため、既存の野球部を持つ高校からはことごとく門前払いを食らってしまう。 残された選択肢は、幼なじみの香取しみずも通う星秀高校への入学だった。だが、星秀高校は二年前まで女子校であり、男子野球部はまだ存在していない。 それでも、吾郎の甲子園への思いは揺るがない。星秀に在籍する男子生徒はわずか七名。全員が未経験者という状況で、彼は一から野球部を創り上げなければならない。無謀とも言えるこの挑戦。吾郎は再び奇跡を起こすことができるのか? それとも、自らの手で海堂を倒すという目標を諦めることになるのか?