多治見市は、美濃焼の陶器で有名な街であり、豊川姫野の母の故郷でもある。陶芸界の伝説と称された姫野の母は、姫野が4歳の時に突然この世を去った。しかし、彼女の遺産は、多治見に新しくオープンした豊川家のレストランを飾る数十個のユニークなマグカップの中で今も生き続けている。
東京での父の会社の倒産を機に最近この街に戻ってきた姫野は、高校入学初日、友達を作ろうと母のマグカップをいくつか学校に持って行く。すぐに興味を示したのは、クラスメイトの風変わりな少女・久々利美佳だった。美佳は間もなく姫野を陶芸部部長の青木十子に紹介する。母が陶芸部とこの芸術形式に貢献したことをより深く知った姫野は、父に入部の許可を願い出る。父は喜んでそれを認めた。
美佳と幼なじみの成瀬直子と共に、姫野は陶芸部に入部する。母が愛した仕事を継ぎ、自分自身の陶芸への情熱を見出すために。
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