一世紀半にわたり、二つの星間国家が銀河の覇権を争ってきた。皇帝フリードリヒ四世と盤石の貴族階級が支配する絶対君主制国家・銀河帝国は、神聖なる王権に逆らう反逆者たちの鎮圧を目論む。一方、腐敗した最高評議会が率いる代表民主制国家・自由惑星同盟は、戦争と紛争を大衆の人気取りに利用する選出された指導者たちによって堕落の一途をたどっていた。
しかし、帝国と同盟の長きにわたる膠着状態は、二人の対峙する軍事的天才の台頭によって終わりを告げる。帝国の下級貴族であり、姉が皇帝寵姫であることと自らの戦略的才覚によって元帥に上り詰めたラインハルト・フォン・ローエングラムは、銀河を征服し人類を己の鉄拳の下に統べる野望を抱く。一方、同盟の歴史愛好家で、エル・ファシルの英雄と謳われる不本意ながら准将に任ぜられたヤン・ウェンリーは、戦術の才を駆使して無能な上司たちの罠をかわし、恒久平和への道を切り拓こうとする。戦火が激化する中、ラインハルトとヤンはそれぞれの理想を掲げ、新たな銀河英雄時代の指導者として星々の中に自らの地位を確立すべく奮闘する。
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