峠最速伝説に新たな挑戦者が現れる。藤原拓海のトヨタ・AE86と高橋啓介のマツダ・RX-7による死闘を目の当たりにした妙義ナイトキッズのリーダー・中里毅は、AE86をダウンヒルで叩きのめすべく宣戦布告する。自身の日産・スカイラインGT-RがAE86を圧倒的に上回る性能を持つにもかかわらず、中里は「拓海には絶対に勝てない」と言い渡され、激昂。派手なドリフト走行よりもグリップ走行こそが至高と信じる中里は、己が最強であることを証明するため、AE86撃破に執念を燃やす。
一方、拓海は友人・武内樹が軽率にも勝負を受諾してしまったため、自らは「レーサーなんかじゃない」と宣言し、この勝負に関わることを拒む。そんな拓海の逡巡を見たガソリンスタンドの店主は、彼を揺さぶりにかかる。しかし、いざAE86を取りに帰宅した拓海は、父親が車を持ち出していることに気付く。帰りを待つ間、拓海の胸中には、抑えきれないほどの「走りたい」という衝動が次第に膨らんでいくのだった。
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