太陽の王国では、陽光が市民の日常の一部であり、雨というものは聞いたこともない存在だった。しかし、遥か遠くにある雨の公国と呼ばれる地では、天候は逆転しており、誰もが声で雨を降らせる力を持っていた。
リヴィウス・オルヴィヌス・イフリキアは、王に即位してからわずか三年で全世界を征服し、太陽の王国の勢力を拡大した。雨を降らせる力の存在を知ると、リヴィウスは雨の公国の王女の一人、ニケ・ルメルシエとの結婚を決意する。しかし、太陽の王国の外では、リヴィウスが残忍で非情な暴君であるという噂が広まっており、それが王女の耳にも届き、彼女は最悪の事態に備え始める。だが、いざ婚約者と対面したニケは、彼が当初想像していた人物とは全く異なる存在であることを知るのだった。
[Written by MAL Rewrite]
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