陰鬱な小さな町には、廃れた死の気配が漂っている。道端に酔い潰れた男、配給の列に並ぶ女たち、彼らの顔には例外なく無関心が満ちている。
トタン屋根の上にぼんやりと座る老人、彼の体は次第に端へと滑り、やがて全身が外にぶら下がり、両手で雨樋を必死に掴み、危機一髪の状態だ。この光景に気づいた人々が空を見上げ、警察官、医者、消防士、葬儀関係者も声を聞きつけて駆けつける。しかし彼らは老人を救おうとはせず、ただ待っている。老人が落下する瞬間を待ち続ける。
時間が少しずつ過ぎても、老人はまだ落ちてこない……
本作は2000年チェコ批評家賞最優秀短編アニメーション賞を受賞。
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