アニメタイトル:「人参果」
かつて三蔵法師とその一行四人は、長い旅路の末に万寿山五庄観にたどり着いた。その時、観主の鎮元子は元始天尊の元で道を聞き法を学ぶため出かけており、あらかじめ弟子の清風と明月に、東土から来た高僧をもてなすよう人参果を用意するよう言い残していた。この人参果は人間界では稀に見る珍味で、一口食べれば寿命が延び、不老不死となれるという。しかし、三蔵法師は人参果が赤ん坊の形をしているのを見て、頑なに食べることを拒否し、清風と明月の笑いものとなった。一方、猪八戒は人参果の美味しさに垂涎し、兄貴分の孫悟空をそそのかして庭園に忍び込ませ盗ませた。この行為が清風と明月と三蔵一行との間で争いを引き起こし、孫悟空は恥ずかしさのあまり怒り狂い、ついには人参果の木を折ってしまった。これにより、一連の災いがもたらされることとなった。
本作は中国古典四大名著の一つ『西遊記』のエピソードを基にアニメ化したもので、1983年にフィリピンで開催された第2回マニラ国際映画祭で特別賞を受賞している。
作中の画風と設定は『大鬧天宮』のオリジナルスタイルを継承している。『大鬧天宮』および本作は、1994年に海豚出版社から出版された『孫悟空シリーズ叢書』に収録されており、シリーズの他の32作品も同様にこれら二作品の画風を受け継いでいる。
コメント
コメントするにはログインしてください