本作は人形アニメーションであり、漫才「連升三級」を原作としている。これは著名な漫才芸術家・劉宝瑞が建国後に発表した代表作の一つで、1958年には福建省高甲劇団によって高甲戯に移植・改編された。
ある富豪の息子は放蕩にふけり無学であったが、淑やかで端正なある民間の女性に目をつけ、彼女と夫婦になろうと企む。女性はその煩わしさに耐えかね、「もし科挙の状元に合格すれば嫁ぎます」と告げる。二人の会話を耳にした占い師は、銀を騙し取るために「京へ受験に行けば必ず合格する」と息子をおだて、喜んだ息子は急いで荷物をまとめ使用人と共に都へ向かう。道中、九千歳(高位の宦官)に出会うが、幼少から傲慢な彼は逆に九千歳に道を譲るよう要求し、「自分は三甲(科挙の上位三位)に合格する」と豪語する。興味を持った九千歳は使用人に名刺を渡させ、彼がどう合格するか見届けようとする。真夜中、二人の試験官がどの高官の推す「俊才」を状元にするか議論している最中、息子が戸を叩く。九千歳の名刺を持つ彼を見て、二人は考えを固める。翌日、息子は当然のように状元となる。さらに皮肉なことに、この一字も読めない新科状元はその後「災い転じて福となす」ように、みるみる三級も昇進していくのだった。
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