遠い昔、妖魔が火種を奪い去り、ハニ族の地域は暗闇に包まれ、五穀は実らず、人々は苦しみに喘いだ。少年ミンチャの父は火種を取り戻すため家を出て十五年、音沙汰がなかった。ミンチャは父の志を継ぐ決意を固め、村の長老ルーマはそれを知り、彼に神弓を授け、残忍無比の妖魔が遠くの石門山に住むことを告げた。
ミンチャは家族に別れを告げ、熱波が渦巻く赤水谷を通りかかった時、干からびかけた老木の根を助けると、老木の根は彼に道を示した。石門山に着いたミンチャは父を見つけられなかったが、妖魔の山守りである虎が小さなカモシカを追いかけている場面に遭遇した。彼は小さなカモシカを救い、故郷の水で魔法を解き、小さなカモシカを少女に変えた。彼女は実は天神の娘で、妖魔に害されていたのだった。少女の案内で、ミンチャは洞窟の奥深くへ進み、妖魔を見つけた。
ミンチャは妖魔が眠りに就いた隙に火種を取り戻したが、捕まってしまった。ミンチャはすぐに火種を飲み込み、彼の体はたちまち火の玉となった。妖魔は彼に滅ぼされ、しかしミンチャは二度と人間の姿に戻れなかった。火の玉はハニ族の村へ戻り、そこに暮らす人々は再び光を見た。
本作は1985年に第5回中国電影金鶏奨最優秀美術片賞、文化部1984年優秀影片賞、第1回広島国際アニメーションフェスティバル一等賞を受賞した。
コメント
コメントするにはログインしてください