雪の降り積もる竹藪の中、蓑笠を着けた小タヌキのポン助が、たけのこを掘っている。上から雪のかたまりが落ちてきて倒れたポン助を見て、木の上のカラスの親子が笑う。怒ったポン助は猟銃で狙い、カラスの親子は飛んで逃げるが、発砲後に子どものカラスが落下。ポン助はカラスの毛をむしって持ち帰り、父さんタヌキを喜ばせようと考える。しかし、毛をむしり終ると、小カラスは肉付きがなく褌をはいたやせっぽちなので、ポン助はガッカリし放り投げる。すると子カラスはくしゃみをして息を吹き返し、むしられた毛をコートのように来て、「軍隊行進曲」に合わせ、去って行く。その時、雪が落ちてきて、ポン助は夢でも見ていたように我にかえる。雪を掘り進めたポン助は、やっと大きなたけのこを掘り出す。大喜びで持って帰るポン助を見て、竹藪の竹は悲しみの涙を流す。食べるものが乏しい冬、タヌキの家のネズミもやせ細っている。そこへ、大きなたけのこを持ってポン助が帰っ来る。待っていた父さんタヌキは、ポン助を抱き上げて喜ぶ。親子でたけのこの皮をむくと、残ったのはとても小さなたけのこ。むかれた皮は大きなたけのこに再生し、小さなたけのこを連れて吹雪の戸外に逃げ出す。家に吹き込んだ吹雪でタヌキの親子は雪だるまになる。逃げるたけのこ親子を雪だるまのタヌキの親子が追いかける。走り続けるといつしか、冬から春になる。春の花が咲き乱れ、走りつかれたところで、雪だるまも溶ける。ミツバチは一杯の蜂蜜をタヌキとたけのこの親子のもとに届ける。それを喜び、タヌキの親子はたけのこの親子と仲直りの握手をする。ミツバチや花も「春が来た」の曲に合わせて歌い踊るなか、タヌキとたけのこの親子も楽しそうに踊る。最後に、キューバのスタンダード・ナンバー「南京豆売り」にのってポン助がシルクハットをとり、終りの挨拶をする。
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